抗精神病薬服用あるある
精神障がいを持つと、日常生活で様々な不自由を経験します。ふつうの人たちができないことを難なくできることもありますが、ふつうの人たちがふつうにやっていることがひどく難しいことのように思うこともあるでしょう。以下に挙げることは、ふつうの人たちがふつうにできるのに抗精神病薬を飲んでいるがゆえにできないことです。どれもふつうは難なく受けられるサービスですが、精神障がいの持ち主は受けられません。
1.生命保険に入れない
民間の生命保険に入れません。余程の収益が見込める保険の新商品が誕生しない限り、精神障がいの持ち主に入れる生命保険はありません。その代わりに国民健康保険や厚生保険があるのです。定年を待たず障害年金を受給している理由は、民間の生命保険に入れないからではないでしょうか。尤も、民間の保険なんて入らないという賢い人も増えていますから、生命保険に入れなくても気にすることはないでしょう。
2.光脱毛サロンお断り
脱毛サロンでサービスを受けることができません。特に光のフラッシュを利用する光脱毛は、てんかんなどの既往症があればNGですし、抗精神病薬を服用中なら医師の診断書を提出しなければなりません。もし自己責任で光脱毛を受けると、照射した部位が赤く腫れたりすることがあるそうです。抗精神病薬には光を感受する環状構造を持っていますから、閃光に対して弱くなることが考えられます。
3.運転免許がとれない
機械の操縦ができません。というのは、抗精神病薬の作用によって、判断力や興奮が鈍り、強い時は歩くのもままならないこともあります。免許を持っている精神障がいの人もたくさんいらっしゃいます。ですが、実際に運転している人は半分もいないのではないでしょうか。精神障がいの人が市営のバスや地下鉄の無料パスを持てるのは、この免許の問題があるからだと思います。
まとめ:薬を飲めてラッキーだと思おう
薬を飲むことは、つらいですか。でも、ふつうの人も、ストレスや思い悩みでがんじがらめになるときだってあります。でも、そんなときに気持ちを調整してくれる薬を飲めることは、案外ラッキーな気がします。薬があるから大丈夫だと思える、なんでも挑戦できる、そんな若い時代を送ることもできます。自分にできないことはせず、できることだけやる。それで生活が回れば、もう立派な社会人です。